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仮想通貨でどうやって儲けるの?|難易度別に解説(初心者向け)

こんにちは。0xMach(@0xMach)です。今回は私が思う仮想通貨の儲け方を難易度別に解説します。完全に主観ですので参考程度にどうぞ。また、投資を勧めるものではありませんので、投資する際はご自身の判断でお願いします。

はじめに(仮想通貨ってホントに儲かるの?)

皆さんは仮想通貨始めるにあたって当然情報収集すると思いますが、この業界は技術発展の速さが尋常ではないため、株などの他の投資対象とはそのやり方はだいぶ異なると思います。基本的にはTwitterメインで情報収集してる人が多いと思いますが。

で、インフルエンサーとか詳しい人をフォローしていくと思うんですが、「一撃〇〇円」とか爆益報告を目にすることが結構あります。では、実際のところはどうなんでしょうか?これに関してはデータの裏付けは難しいですが、爆益をたたき出しているのは一部のBotter(Botトレードをメインにする人)や昔からトレードや仮想通貨の情報を追ってる人(いわゆる古参)が比較的多い気がします。

ただ、やはりバブル期(2017年、2021年など)は余程変な銘柄に投資したりしない限り勝ててる人が多い印象です。逆にバブル崩壊期や閑散期は全然普通に負け越します。これは経験によるものも多いので初心者で儲けるには、今がどの場面(バブル期・バブル崩壊期・閑散期)なのか見極めて適切な戦略を取るのが一番良いと個人的には思います。

幸い、現在は多様な戦略を取ることができるので、場面ごと・難易度別に戦略を紹介していきます。

仮想通貨儲け方|難易度別

戦略難易度(MAX★5)おすすめの場面
長期トレード(積立含む)閑散期
短期トレード★★★★★バブル期・バブル崩壊期
IEO/IDOなどのセール★★バブル期・閑散期
NFTトレード★★★★バブル期
CEX(レンディング・ステーキング)特になし
DeFi★★★特になし
Play To Earn(GameFi)★★★バブル期
エアドロ狙い★★特になし

※なお、上記の戦略には当然ながら向き不向きがありますので、人によって難易度には差があるはずです。あくまで個人的には、という事でまとめています。

長期トレード(積立含む)

まず初めに紹介するのは最も簡単でありながら投資パフォーマンスも良い長期トレード(積立含む)です。忙しくて仮想通貨の情報を追えない人なんかは多分これだけでいいと思います。ただし、一点だけ注意点があるとすれば銘柄選定です。長期投資に値する銘柄は本当にごく少数です。銘柄選定をミスると全損も全然あり得ます。

長期トレード(積立含む)にお勧めの銘柄は?

まずは仮想通貨の時価総額TOP10を年代別に見ていきましょう。(参考:coinmarketcap)

ポイントとしては、BTC,ETH,XRP以外は顔ぶれがコロコロ変わっているという点ですね。TOP10にも関わらずこれだけ新銘柄が出ては入替されていきます。よって、結論としては長期投資ならBTC,ETH以外はあり得ないかなという感じです。もちろん一攫千金で今後TOP10に入る銘柄を予想して長期投資するのもなくはないですが、おそらく上手くいきません。

おすすめの場面は?

特におすすめなのは閑散期かな、と思います。理由としてはバブル期も勿論値上がりするので良いんですが、資金には限りがあるので、バブル期は短期的なトレードやセール(この後説明します)にもある程度資金を回した方がパフォーマンスが良くなるケースがあるからです。

そもそもの話ですが、周期は「バブル→バブル崩壊→閑散期→バブル・・」と巡っていくので、閑散期はボラが少なくコツコツ積み立てていくには絶好と言えます。

短期トレード

続いて紹介するのは短期トレードです。と言っても金利差を利用したりと更に細かく戦略は分かれますが、ここでは単純に安値で買って値上がりしたところで売却するケースを想定しています。

これは単純に自分が得意じゃないのもありますが、難しいと思います。というのも初心者が負けるパターンで結構多いのが、Twitterなんかで話題になっている銘柄を既に上がりきったところで高値掴みしてしまうケースがあります。

バンケラさんが図解してくれてます。まさにこんな感じですね…仮想通貨ってインサイダーとか魔界銘柄とかよく言われますが基本何でもありなので。短期トレードは一番経験の差が効いてくると思います。もちろん経験を積んで自分の戦略を確立すれば全然勝てるとは思います。

おすすめの場面は?

バブル期・バブル崩壊期がおすすめと言えます。これは値幅が大きくとれる可能性があるという意味と特にバブル期特有のクセ(例えばこの銘柄が上がれば、関連銘柄のこの銘柄が次に上がる等)が見えやすく、比較的トレードしやすいです。逆に閑散期はボラも少なくトレードに注力する意味は薄いかなと思います。

IEO/IDOなどのセール

続いてはIEO/IDOなどのセールに参加する方法です。まずはIEOの代表として「coinlist銘柄」の投資パフォーマンスをibisさんのツイートから。

多少、銘柄にもよりますが、やはりバブル期とバブル崩壊期では当たり前ですがパフォーマンスが全然違います。続いてIDOのローンチパッドについてです。

少し分かりにくいですが、縦軸が平均ROI=つまり平均でセールから何倍になったか、横軸が月に実施するIDOの平均回数です。これはバブル期にまとめたものなので、平均ROI、IDO回数ともに実はかなり凄いです。他の投資対象とは比べ物にならないぐらいの爆益を生み出していました。難易度としてはセールに参加して売るという感じなのでそこまで高くはないと思います。

おすすめの場面は?

データからも分かるとおり、当然バブル期ということになります。ただ注意なのはセールによってはトークン配布時期が相当後になることがあるのでこの辺りの見極めも大事です。

また、もう1つとしては閑散期もお勧めです。理由は閑散期にセールするプロジェクト程、中身がしっかりしていることが多いからです。またセールの参加者も少ないので実は有望な銘柄を比較的買いやすい点もお勧めの理由です。バブル期を駆け抜けてきた方は分かってると思いますが、バブル期でセールするプロジェクトは価格設定が強めな一方で中身はスカスカなんてのも結構あります。

NFTトレード

続いてはNFTトレードです。ここでは、基本的に値上がり後に売ることを前提としてNFTを買うことを指します。難易度はかなり高いと思います。NFTトレードで勝てている人は個人的にかなり尊敬しますが真似はできないかなぁと思います。

難易度が高い理由としては流動性の少なさです。つまり買うタイミングというよりは売り抜けるタイミングが激ムズです。後はプロジェクトにもよりますが売却時に手数料が約10%ぐらい(NFTマーケット、ロイヤリティ併せて)かかるという点も中々厳しいです。

参考にDuneで挙げられている各NFTマーケットプレイスのボリューム推移です。

市場が成熟しきっていないというのもありますが、あまりにもボラが激しく、上手く波乗りできる人はやはり凄いです。ただ、ホワイトリストやフリーミントのみ狙ってリスクを抑えた戦略を取ることもできるので、やり方次第とも言えます。

おすすめの場面は?

あくまでNFTトレードという意味においてはバブル期がお勧めです。取引ボリュームが多く値上がりしたところで売り抜けやすいからです。逆にじっくり長期でNFTを保有するのであれば閑散期が個人的には良いんじゃないかなと思います。理由はIEO/IDOセールで述べたのと同じです。トレード面ではないですが、NFTに関して自分が参考にさせてもらってるのはmiinさん(@NftPinuts)、Pisukeさん(@Pisuke_nft)、パウチの会の皆さん…と挙げるとキリがないです。

CEX(レンディング・ステーキング)

続いてはCEX(レンディング・ステーキング)です。これは最初に紹介した長期トレード(積立含む)と関連しますが、買って放置という感じなので難易度は高くないです。敢えて注意点を挙げるなら預け先は精査しましょうという事ですかね…年利高いという理由だけで飛びつくと大変な目に合う可能性もあります…

おすすめの場面は?

特にありません。基本的には預けた後はすぐに引き出したりしないので全体の資金量からどれぐらいをレンディングやステーキングに回すのか考えればよいと思います。

DeFi

続いてはDeFiです。DeFiだけだと主語が大きいので、ここではいわゆるDEXにトークンを預けて得られる収入に絞ります。難易度としては長期トレード、CEX(レンディング・ステーキング)よりは難しく、短期・NFTトレードよりは簡単かなと思います。とは言え、どのプラットフォームを選ぶのか、どのトークンを選択するのか等、戦略はかなり細かく練れる分、自分が得意とする領域を見つけるのが大切だと思います。

戦略プラットフォームトークン
安定感重視(ステーブルコインで運用)Curve,Arve,Compound等USDC,BUSD,USDT(ステーブルコイン)
中リスク(リキッドステーキング・Vaultsで運用)Lido,Beefy等USDC,BUSD,USDT(ステーブルコイン),ETH等
高リスク(魔界で運用)
戦略例

DeFiの中でもトレンドの移り変わりは早いです。めだかさん(@araz32008658)、ナックルさん(@Knuckle_Crypto)、noob botterさん(@noobbotter3)なんかが最新トレンド解説してくれてます。Crypto Times Intern(@intern_ct)アカウントも詳しく解説してくれます。こちらも挙げるとキリがないです…

おすすめの場面は?

特にありません。強いて言うなら下落局面においてはハッキングやRugPullが多発する印象なので、より高リスクかなと思います。

Play To Earn(GameFi)

続いてはPlay To Earn(GameFi)です。あくまで儲ける前提でINする場合です。最初にNFTを初期投資で購入し原資回収を目指すのが第一段階というのが一般的です。盛り上がる前にINして崩壊する前に売り抜けるというのが奇麗な形ですが、ゲーム要素による選択の幅がプラスされるので、当然そのゲーム性を理解しなければいけない点で難易度は少し高いです。

参考させていただいてるのは魔LUCIANさん(@lucianlampdefi)、かそつーくんさん(@kasotu2525)等キリがないです…

おすすめの場面は?

バブル期がお勧めかなと思います。もう少し細かく言うとバブル"初期"だと思います。理由としてはGameFiは原資回収含めてある程度時間を要するため長期で盛り上がる期間が必要です。バブル期でも後半はこの盛り上がりのスパンが段々と短くなります。(あくまで個人的な感覚)
したがってバブル後半ではより売り抜けるスピードを早めに設定しないといけなくなり、難易度が上がります。

エアドロ狙い

最後はエアドロを狙う戦略です。難易度はそこまで高くはないです。理由としては今まで取り上げた戦略は長期トレードを除いてその場その場での判断が重要となるものが多い一方で、エアドロを狙う戦略は即効性よりはじっくりプロジェクトを精査して行動すればいいからです。とは言え、最近はエアドロ条件も厳しくなってきているのでリサーチにはコツが要りますし、時間もかかります。コツコツ行動できる人は向いてると思います。

参考にさせていただいてるのはtakaさん(@taka_eth)、YURARIさん(@YURARI09949949)、toranekoさん(@toranekoec)、やまさん(@yama201122)はじめとする、boarding bridgeの皆さん、バンケラさん(@BankeraDao)、zentsuさん(@0xZentsu)等キリがないです…
エアドロ戦略やプロジェクトの紹介は本ブログでも幾つか紹介していますので、時間のある時に見てもらえると幸いです。

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おすすめの場面は?

特にありません。時期に左右されないというのはエアドロ戦略の利点かもしれません。特に閑散期では出てくるプロジェクトの数も落ち着いてくるのでよりじっくりとリサーチするのが可能とは言えそうです。

まとめ

いかがだったでしょうか。大事な点をまとめると・・・

ポイント

  • 今がどの場面(バブル期・バブル崩壊期・閑散期)なのか見極めて適切な戦略を取る
  • 自分にはどの戦略が合っているのか(瞬発力を活かしたトレード等やプロジェクトをじっくり精査してエアドロを狙う等)を見極める

です。すべて万能にこなせるのは一部の天才だけですからね・・・不得意な部分は中途半端に手を出さないのも良いと思います。ただ、どんな戦略があるのか、みんなはどうやって稼いでいるのかを知ることも大事だと思いますので、この辺りはバランスよく進めていきたいですね。

あと言い忘れましたがもう一つ初心者に向けて重要なことがありました。

ポイント

  • 情報収集(リサーチ)の仕方がかなり大事。参考にする人やソース次第でパフォーマンスに直結する。

です。最初の一歩次第で全然違うと思います(2018年の自分の経験も含めて)。少し難易度高めですが、リサーチ方法については以下の記事も参考にされると良いかなと思います。

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あとがき

あくまで個人の間隔ですが、現在地(2022.9)としてはバブル崩壊→閑散期(初期?)という感じで見てます。なので、今取ってる戦略は長期積立とエアドロ狙いでリサーチ+良いプロジェクトのセールがあれば参加したい、といった感じです。

リサーチはコツもあるのでいきなりエアドロ狙えるかは微妙ですが、これから始める方に進めるならとりあえず少額積立からですかね。取引所はなんでもいいと思います。

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【免責事項】

読者の皆様には、現地の法律や規制を厳密に遵守することをお勧めします。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、いかなる投資アドバイスでもありません。また、個人のリサーチに基づいて執筆していますので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。

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