Mocaverseとは？｜Mocalist当選手順

こんにちは、0xMach(@0xMach)です。今回はMocaverseについて紹介します。まだ情報があまり出ていないため、公式サイトやDiscordからMocalist当選手順が中心となります。

MocaverseはAnimoca Brandsが手掛けるメンバーシップNFTコレクション

Mocaverse は、Animoca Brandsの企業、プロジェクト、投資、株主、パートナーのメンバーシップNFTコレクションです。仮想通貨触ってる人でAnimoca Brandsを聞いたことない人はいないと思いますが、念のため簡単に紹介しておきます。

■Animoca Brandsについて

・Deloitte Tech Fastを受賞し、Financial Timesのアジア太平洋地域の高成長企業リスト2021にランクインしたAnimoca Brandsは、デジタル財産権の推進とオープンメタバースの確立に貢献するデジタルエンターテイメント、ブロックチェーン、ゲーミフィケーションのリーダー企業です。REVVトークンやSANDトークン、The Sandbox、Crazy Kings、Crazy Defense Heroesなどのオリジナルゲーム、ディズニー、WWE、Snoop Dogg、The Walking Dead、Power Rangers、MotoGP™、フォーミュラEなどの人気知的財産を活用した製品など幅広いポートフォリオを開発・出版しています。
・The Sandbox、Blowfish Studios、Quidd、GAMEE、nWay、Pixowl、Forj、Lympo、Animoca Brands Japan、Grease Monkey Games、Eden Games、Darewise Entertainment、Notre Game、TinyTap、Be Media、PIXELYNXおよびWePlay Mediaなどの複数の子会社が存在します。
・Colossal, Axie Infinity, OpenSea, Dapper Labs (NBA Top Shot), Yield Guild Games, Harmony, Alien Worlds, Star Atlasなど、380以上の投資先を持ち、成長を続けています。

https://www.animocabrands.com/mission-and-vision

また、Animoca Brandsの最近の動きとしては、メタバースファンドで23年第1四半期に約1300億円（10億ドル）の資金調達を目指していると共同創業者で執行会長のYat Siu氏が述べていたようです。当初の20億ドルから縮小したとはいえ、相当な規模です。

Mocasとは

Mocaverseの名前の由来となっているMocasとは何でしょうか？Mocas は、Mocaverse に住む活発な存在のコミュニティです。Mocasには、ドリーマー、ビルダー、エンジェル、コネクター、ネオキャピタリストの 5 つの部族があります。彼らの目標は、オープン メタバース、デジタル アセットの所有権、クリエイター サポートを擁護する世界を構築することです。

Mocaverseのユーティリティ

保有者は、一緒に学び、遊び、善を行い、構築することができます。ユーティリティは、コミュニティによって共同で作成され、コミュニティによって享受され、Animoca Brands によって提供されます。具体的にはまだ明かされていないことも多いですが、コンセプトとしてはWeb3の学習やコミュニティ構築、ゲームに焦点を当てているようです。

関係者

DiscordのVIPにはmemelandを手掛けている@9gagceoや@keungがJoinしているということで話題になっています。

Mocaverse discord is on fire. Just look at the VIP moca list. @keung and @9gagceo https://t.co/NguP34xhbA pic.twitter.com/DW0iEAHA34

— rumjahn.eth (@rumjahn) January 12, 2023

Mocalist当選手順(Realm Ticketの役割)

ここからはMocaverse NFTをミントするためにMocalistに当選するまでの手順を説明します。流れは上の図のとおりです。

Mocalistの抽選はRealm Ticketの枚数で行われます。現時点ではRealm Ticketを二次流通市場で購入して抽選に参加することが可能です。

Mocalistの当選者・配分について

Mocaverse NFTは総数8,888です。うち、Mocalist当選者は、最低1500枚（無料1枚＋有料1枚）が割り当てられます。残りはMocaverseのトレジャリーや今後のオンボーディングとパートナーシップに割り当てられます。

Realm Ticketについて

Realm Ticketsは、PolygonのERC-1155 NFTです。OpenSeaのようなプラットフォームで自由に取引可能です。

Realm Ticketエアドロップの時点で、113,001枚のRealm TicketがMintされました。

Mocalistの選考プロセス

以下はDiscordの「realm-ticket-faq」チャンネルアナウンスの翻訳です。

例えば１枚チケットを保有していた場合の当選確率は
(1/113001)*1500 = 0.0132...
となり、約1.32%です。

75枚チケットを保有していた場合の当選確率は
(75/113001)*1500 = 0.995...
となり約99%です。

注意点としては、「当選ウォレットが選択されるたびに、プールから削除されます」という点です。つまり、1ウォレットに100枚チケットがあった場合、当選した時点で残りチケットはプールから除外されるため、複数当選はできません。

当然このような疑問が湧いてきます。この点に関してはやはり気になっている人がいるようで、「枚数による傾斜はあるのか？」といった質問が運営に対して寄せられています。

Q: チケットを複数のウォレットに分割すると、勝つチャンスが増えますか?
A: チケットを複数のウォレットに分割することで、各ウォレットが当選する確率は下がりますが、複数の当選チケットを持つ可能性が高まります… 計算して選択するのはあなた次第です!
→確かに、各ウォレットが勝つ確率は下がりますが、X 個のウォレットがあるので、まったく同じチャンスです (笑)

この意見に対して運営の回答が、「正確ではありませんが・・」という事なので解釈次第で傾斜に関しては何とも言えないといった感じです。ただ、抽選に使用したカスタムスクリプトは公開するようなのでそれを見れば分かります（結果がスクリプトどうりに決まったかまではたぶん分からないけど・・）

いくつかの戦略

以上を踏まえて、取りうる戦略を幾つか挙げておきます。あくまで戦略の紹介であり財務アドバイスではありません。

こんな感じでしょうか。ちなみに現在Realm Ticketsは1枚=約30USDCです。したがって・・
30*75 = 2250USDC = 1.41ETH で 2NFT(無料+有料)
有料の価格が分からないので現時点ではざっくりMocaverse NFTは1ETH未満での評価という感じになります。

参考データ

OpenSeaのAnalyticsではホルダー分布は以下のようになっています。69%がRealm Tickets1枚のみのウォレットとなっています。また、トップホルダーは940枚保有しています。

Realm Ticketsのユーティリティについて

もう一つ気になる点として、Realm Ticketsのユーティリティです。この点について「Raffleの後、Realm Ticketsはユーティリティはなく、使い捨てになるのか」という質問に対して運営は「私が言えることは、すべての Realm チケットがあなたを Mocaverse に導くということです...何らかの方法で...遅かれ早かれ...」「否定も肯定もしない」「私だったら持ち続けるが財務アドバイスではありません」と答えるのみに留まっています。

また、抽選以外にもRealm Ticketsホルダーには専用のロールが与えられ、🎟︱departure-lounge ︱moca-vote などのMoca Clubチャンネルへのアクセスが可能になります。ホルダーの方は以下のとおりVoteできます。

まとめ

いかがだったでしょうか。個人的にはゲーム要素を兼ね備えたPFPに期待しています。まだMocaverse NFTがどういったユーティリティを持つのかはっきりしない部分もありますが、Animocaが手掛けるメタバースプロジェクトということで注目しています。