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暗号資産/Web3|2023.2 資金調達まとめ

こんにちは、0xMach(@0xMach)です。2023.2 資金調達まとめ記事です。それでは早速どうぞ。

月毎の資金調達推移(~2023/2)

https://wistful-ballcap-428.notion.site/Fundraising-Analysis-6bf6f204261f45699ad0a4d067de59d6

グラフは上記Notionでまとめていますので参考にどうぞ。気になった点を挙げておきます。

ポイント

  • 前月と比べて資金調達額、資金調達件数とも続伸
  • 分類別で見るとGameFiが先月から約2倍ほど調達件数増加
  • 特にモジュラーブロックチェーン、ZK、ウォレット関係の調達が目立つようになった
  • VCの中で活発な動きを見せていたのは、Dragonfly Capital、Jump Crypto、CMT digital、Shima Capitalあたり

2023/2 資金調達プロジェクトPick Up

続いて2023年2月に資金調達の発表があったプロジェクトの中から有名VCが参入しているものをいくつかPick Upします。

【参考】
https://wistful-ballcap-428.notion.site/86c1d48b1a61456c98745c8b2be01e98?v=4b8d88b50dbf403491ecedf7efc771fc

SPACE ID(@SpaceIDProtocol)

SPACE ID は 2022 年 9 月に .bnb ドメインの公開登録を開始し、この 6 か月で合計約 370,000 の登録があり、ドメイン所有者は175,000に上ります。同時に、.bnb ドメイン サービスは、BSCScan、Trust Wallet などを含む 100 を超える主要なプロジェクトおよびプロトコルとの統合を確保しています。さらに2023 年 2 月、SPACE ID チームは 2.0 アップグレードと ARB ID との統合を発表しました。Polychain Capital等から$10M調達しました。

チュートリアル/アクション

ドメインを所有しておきましょう。(https://beta.space.id/)ENSの場合は登録年数の長い方がたくさんトークンが貰えたので長めに設定しておくと良さそうです。

また、Galxeでも様々なイベントを開催していますので定期的にチェックしておきましょう(https://galxe.com/spaceid/campaigns

Mino Games(@MinoGamesInc)

Mino Gamesは無料ゲームの Mino Monsters シリーズや、Cat Game や Dog Game などのタイトルで大ヒットを記録しました。現在、キャラクター主導のゲーム会社は、新しい Dimensionals フランチャイズで Web3 ゲームに移行しています。2011年の発売以来、6,000万ダウンロードを達成し、90カ国以上のプレイヤーから支持されています。今回はDimensionals(@DimensionalsRPG)というゲームを作るためにCollab+Currency等からSeriesBで約$15M調達しました。seedではa16zも投資しています。

チュートリアル/アクション

3月8日午前11時(EST)よりDIMENSIONALSのミントが開始になります。これはDigidaigakuのgenesisのように保有していると今後様々なNFTを受け取ることができるようです。

Caldera(@Calderaxyz)

Calderaは、誰でも専用の高性能なレイヤー2ブロックチェーンを立ち上げ、実行することができます。アプリケーションのトランザクションのための専用レーンを付与し、トランザクションコストを下げ、プロジェクトが手数料の高騰やネットワーク停止からリスクを回避することを可能にします。Dragonfly、Sequoia Capital等から$9M調達しました。

チュートリアル/アクション

自らロールアップを立ち上げ、テストすることができます。

1.公式ウェブサイトhttps://dashboard.caldera.xyzにアクセス
2.メール登録+認証

3.カスタム チェーン名 + ID
4.「Launch Rollup」をクリックし、約5分間待ちます


5.「Break Caldera」をクリック(Caldera rollupのスピードをデモで体験できます)

Alongside(@alongsidefi)

仮想通貨全体への市場エクスポージャーを可能にするように設計された低手数料のインデックス商品を目標に掲げ、Alongsideは最初の製品である Alongside Crypto Market Index ($AMKT) を立ち上げました。このトークンは仮想通貨の上位 25 の資産によって完全に担保されており、時価総額で加重されています。また、すべての資産は、基礎となるインデックス コンポーネントによって 1 対 1 で裏付けられており、コインベースによって安全に管理されています。a16z、Coinbase Ventures等からSeedで$11M調達しました。

チュートリアル/アクション

AMKTホルダー、101バッジ取得で専用のロールが付与されます。
(参考)

Stelo(@stelolabs)

Steloは詐欺やフィッシングから人々を守るための幾つかの商品を開発しています。ユーザーとしては、取引内容を分かりやすく可視化できるStelo拡張機能とウォレットの健全性スコアを表示し、一気にRevokeできる「Approvals.xyz」が使えます。Seedでa16z等から$6M調達しました。

チュートリアル/アクション

自分は拡張機能もRevokeする際も、どちらもこのSteroの機能を使っています。拡張機能を入れると以下のような表示がされます。

また、「Approvals.xyz」は以下のようなインターフェースで一目でウォレットが健全な状態か分かります。「Revoke all」から一気にRevoke(承認は1つずつ)できるので少し手間が減ります。

PaprMeme(@backed_xyz)

PaprMemeはCoinbase の元従業員 4 人が立ち上げたNFT レンディング プラットフォームです。直接的なピアツーピアのレンディングを提供しない代わりにネイティブ トークン「paprMEME」を中心に構築された新しいメカニズムを採用しています。NFTを担保に入れると「paprMEME」が発行され、Uniswap等で他のトークンに交換することができます。Coinbase Venturesから$3M調達しました。

チュートリアル/アクション

1.アクセス(https://papr.wtf/
2.ページ下部の「Community NFT」へ。SBTを取得する。
3.Discordの「verify-token-roles」チャンネルからウオレット認証でロール取得

※貸し借りを行ったり、community callに参加することでXPが溜まります。

kaito(@_kaitoai)

Kaitoは、AIを搭載した検索エンジンによってDiscord、Medium、Mirrorなど、分散したソースを一か所に集約することですべての情報の検索を可能にします。Dragonfly Capital、Sequoia等から$5.3M調達しました。

チュートリアル/アクション

1.公式サイトにアクセス(https://www.kaito.ai/
2.waitlistに登録する

Polyhedra Network(@PolyhedraZK)

Polyhedra Network は、高度なゼロ知識証明 (ZKP) テクノロジーを使用して、Web3 の相互運用性、スケーラビリティ、およびプライバシーのための次世代インフラストラクチャを構築しています。Binance Labs、Polychain Capital、Animoca Brands等から$10M調達しました。

チュートリアル/アクション

ZkBridge、ZK-DID、ZK-NFTの3つの製品があり、現在ZkBridgeのテストが公開中です。

ポイント

  • ZkBridge:新しい分散証明システムであるdeVirgoを用いることで、レイヤー1およびレイヤー2の相互運用のためのトラストレスで効率的なクロスチェーンインフラストラクチャを提供します。
  • ZK-DID:ZK-DIDは、安全性、相互運用性、拡張性、使いやすさを備えた検証可能なクレデンシャルシステムです。Web2とWeb3の両方の目的で使用できる高度なゼロ知識証明技術により、ユーザーのプライバシーは保護されます。
  • ZK-NFT:ZK-NFTは、ゼロ知識証明とステルスアドレスモデルを搭載し、関連資産のプライバシーを保護します。

ガイド(@garumaru_eth)さんより

Affine(@AffineDeFi)

Affine はいくつかの多様なバスケットを作成し、投資家に持続可能な利回りを提供します。単純なトークンの保有(wETH の保有など)から、Aave や Compound などの金融市場プロトコルでの貸付、流動性提供のようなより複雑で洗練された戦略までを組み合わせたり、1 つのバスケットに複数のチェーンからの戦略を含めることができるのが特徴です。現在、PolygonとEthereumでライブです。Jump Crypto 、Coinbase Ventures等からSeedで$5.1M調達しました。

チュートリアル/アクション

1.サイトにアクセス(https://app.affinedefi.com/)してバスケットを購入する

2.Discordに加入する
3.CREW3タスクを実行する

Towns(@townsxyz)

TownsはDiscordによく似たWeb ベースのチャットアプリです。Towns のスマート コントラクトは「拡張可能、構成可能、アップグレード可能」であり、最終的にコミュニティは、誰が参加できるか、何が許可され、どのように収益化するかについて、独自のルールを作成できるようになります。また、Apple の次世代ログインである Passkeys のサポートを追加する予定です。a16z、Framework Ventures 等からSeriesAで$25.5M調達しました。

チュートリアル/アクション

公式サイト(https://www.towns.com/)にアクセス。Waitlistに応募できます。現在は締め切ってしまってるようなので公式TwitterのDMが開いたら送ってみると良いかもしれません。

その他pick up

Azra Games(@AzraGames)
■VC:a16z、Coinbase等
■Extended Seedで$10M調達
・BCGスタートアップ

Chaos Labs(@chaos_labs)
■VC:Coinbase、Jump crypto等
■Seedで$20M調達
・予防策と監視ツールにより、あらゆる構造のDeFiプロトコルを悪意ある攻撃から保護

TipLink(@TipLinkOfficial)
■VC:Sequoia、Multicoin Capital等
■Seedで$6M調達
・TipLinkを作成し、そのリンクをあらゆるプラットフォーム(Discord、電子メールなど)を介して誰にでも送ることができます。リンクがウォレットの機能を果たす。

WorWorldwide Webb(@Worldwide_WEB3)
■VC:Pantera Capital等
■SeriesAで$10M調達
・プレイヤーが複数のブロックチェーンから自分のNFTを持ち込んで、アバターとしてバトルやクエストに参加できるMMORPGを提供

Term Finance(@term_labs)
■VC:Electric Capital Coinbase Ventures等
■Seedで$2.5M調達
・スケーラブルな固定金利/固定期間貸付をサポートするために、独自のオークションモデルを利用した分散型レンディングプロトコル

【免責事項】

読者の皆様には、現地の法律や規制を厳密に遵守することをお勧めします。本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、いかなる投資アドバイスでもありません。また、個人のリサーチに基づいて執筆していますので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。

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